ここでは、ディスコグラフィーから見るドラムの感想を書きます。
技術的にわからないことが多々ありますので、間違いもあるかと思いますが、ご了承願います。

5 AHEAD
HEY! Mr.SAMPLING MAN
DR
どいつもこいつも(Album Version)
Baby blue
04515
Only One Song
カンパイ!!
Sugarless LOVE
T2
36℃
メッセージ
Symphonic


5 AHEAD

レコーディング前の様子を収めた、わずか25秒の前振り。これには、「うわぁ〜、やられたぁ〜」という気分でした。ハイハットの音とか入ってるし、私、まぼがチューニングしてる音とかに、弱いんですよね。まぼに限らず、こういうところに、バンド!という雰囲気が滲んでいて好きなんです。「ちょっと、録ってみる?」というまぼの声から始まりますが、これがまた、素だし。。。
これから始まるアルバムの序章として、アリ!ですね、これ。

HEY! Mr.SAMPLING MAN

ハイハットのチッチッという音が続き、その下に厚いギターとベースが勢いを堪えてるというか、これから来るぞ、っていうスピード感を期待させる前奏がまたいいんですよね。
この曲は、基本のパターンはスネアが割と軽めな音で、オーソドックスなロック調かと思いますが、作曲の久保田さんって、メッセージにしても、DRにしても、ドラムの低音部が好きなのか、間奏にやたらとフロアタムを使っていたり、そういうところの音の厚みがいままでのTOKIOにはない感じのような。その対抗で、ハイハットの鳴りも高くて、結構目立つ音として使われてますね(ハイハットオープンで、ずっと刻んでる感じの派手さかな?)。
あと、エンディングが、なんといっても久保田節なんですよ(笑)。スネアの連打が、メッセージとDRとの共通部分ですよね。ホント、好きだなぁ。

DR

上のHEY!〜とは反対に、バスドラだけの音から始まる曲。ほかのメンバーもラジオで言うくらい、まぼが録音で大変な思いをした曲ですね。まぁ、大変といっても、フィルを派手にやりすぎて、1度やったら2度と再現できないフィルってまぼは言ってましたけど。ましてや、ライブでは再現できないと、ラジオや、このアルバムのライナーノーツで豪語してましたね、もうわかったよ!って思うくらい(笑)。途中までは軽快に楽しく演奏できるんだけど、4小節もあるフィルがところどころにあって、これが、この小節内に音符(手数)が多く盛り込まれています。どんなにすごいんだろう、と、譜面を起こして、練習を始めてしまった私。。。たしかに、譜面に右手と左手どちらを効率よく使うかをチェックしてきっちり覚えないと、間に合わない〜!!!ってことで、音楽番組を見て、CDよりもちょっと手数を減らした4小節フィルの叩き方を研究しております。。。大サビも、リズムのキープをライドシンバルじゃなくて、クラッシュをずっと刻んでる場面があったりして、新しい発見が多い曲でもあります。
エンディングはずっとスネアのストロークだし、リズムのキープが大変!曲全体を練習すると、なんとまぁ、確かにいままでで一番疲れる曲だというのを痛感してる私でした。でも、これをビシっと叩けたら、やっぱり最高に気持ちいいよね。
智也くん主演の「ハンドク!!!」の主題歌でしたが、ドラマのオープニングで流れるDRの前奏部分、CDとドラムの音が違うんですよね。それもまた、カッコいいと思ってます。けど、録音、できてない、、、ビデオ借りなくちゃ(汗)。
この曲、音楽番組でも多数放送されましたが、カメラワークの善し悪しもはっきりしてて、それこそ、間奏でのギターソロ後、4小節フィルをちゃんとカメラに押さえてくれる局とそうでないところと、、、これには、何撮ってんの???と思う私でした。ドラム、それじゃなくても映る機会が少ないんだから、キメのところは、ちゃんと撮ってほしいよね。。。

どいつもこいつも(Album Version)

前回のライブツアーのときに、私が一番注目していた曲です。新曲ってことで、とにかく新鮮だったのもそうなんですが、ドラムの軽快さがたまらなかった。この曲といえば、リズミカルなバスドラでしょうか。
Aメロ終わりのクラッシュとタム、ハイハットといった流れも好きですが、ちょっと凝ったBメロのスネアが頼もしくてしょうがないですね。でもって、Bメロの合間で幾度となく登場するハイハット。これは、まぼの癖なんじゃないかと、思っています。クラッシュ叩いたあと、1拍おいてスネアを叩くときとか、必ずハットに右手を持っていって、チッと鳴らしてから、スネアを叩くんですよね。
この曲も、私はすでに練習を終えて、一応マスターしたんですが、ほかの曲でも、ハイハットで、チッっと鳴らす仕草が多くて、とても気になっています。コピーしてマネする分には、とても面倒なんですけど(^^;)、でも、まぼがやってるからなぁ、、、と思って、ついマネをする(笑)。そして、大サビのフィルがなんといっても、楽しい〜!!!なんて、面倒なんだ、、、と思ったものの、一度覚えてしまえば、快感ですね。
ユニバーサルに移籍して1曲目ということもありますが、まぼがこの曲を好きだという理由って、ドラムを演奏してて、とても楽しい!っていうことも、あるんじゃないかと。私、この曲の演奏、すっごく好きですから。とにかく楽しい曲ですね。

Baby blue

昨年12月に行われたアコースティック・ミニライブでは、まぼ、カスタネットでの登場でしたね。それはそれで、アコースティック調でしっとり聞く分にもステキな曲ですが、このアルバムに入っているようなアコースティックギターに柔らかいスネアの音がポコポコ重なるのも温かい雰囲気で聞いてて心地いいです。ちょっと控えめなドラムなんだけど、フィルはフィルできっちりと入っていて、曲を邪魔してない。このアルバムのバージョンでも、生で聞いてみたいですね。

04515

今回のアルバムは、前回の「Yesterday & Today」に比べて、全体的にドラムがシンプルという感じがしました。シングル曲は別として、私が一番に演奏してみたいと思ったのが、この曲。
イントロから、Aメロ、Cメロと、いくつものドラムパターンが混ざっていて、その場その場で、フロアタムとスネア、バスドラのコンビネーション、通常の8ビートに、CメロからDメロに変わるところのタメと直後のクラッシュ2打だったり、よくよくドラムを聞いてると、細かなツボがいろいろあって、面白いですね。
2番の歌詞が終わった直後の3連フレーズの連続とか、間奏のギターソロ部分なんか、実際に演奏してるのを見たいんだけどなぁ、、、この曲も演奏したら、絶対に気持ちよさそう。ってことで、私は練習してみようと思います。フレーズにバリエーションがあって飽きない曲ですね。

Only One Song

初めて聞いたとき、歌詞やラップ調というのが個人的にはあまり好きじゃない、、、と思ったのですが、インストバージョンを聞いて、ドラムがカッコいい〜と思った曲(笑)。
一時期ハマって、インストバージョンばかり聞いてました。ラップなんだけど、しっかり生音っぽいドラムが華やかに入ってますよね。この曲のスネアのちょっと乾いた音が好きですね。ドラムの目立つ箇所といえば、特にギターソロ後、めちゃくちゃ派手なんですけど、いまだに何を叩いて、どうやってるのか、さっぱりわからない(^^;)。ライブでは、ちょっと簡単にして演奏してたかな?

カンパイ!!

プロモーションビデオの撮影のときに初めてフルで聞いたわけですが、ドラムは叩きやすそう、というのが第一印象。TOKIOの曲って、凝ったドラムが多くて、毎度まぼは大変だなぁ、、、なんて思ってたけど、たまにはこんなシンプルなのもいいかな。フロアタムの低音も気持ちいい。
NACK 5のラジオにゲスト出演したとき、「演奏するなら、この曲」というので、まぼはこれを挙げていて、フィルが少なくてラクと発言してましたね。ムっとしつつも、確かにあれだけ手数多い曲をやったりしてたら、そういう意見も出てくるなぁと笑ってしまいました。
プロモ撮影で、ファンがビデオカメラを持って撮影しましたが、私はとにかく、ドラムのブレイクからの立ち上がり部分やフィルを狙って撮影してしまった(笑)。あのボケボケで映ってたの、自分が撮影したやつではないかと思っている人、、、(学生時代に放送研究会で機材いじってたんで、ボケボケなのがちょっと悔しかった・爆)

Sugarless LOVE

まぼのソロ曲。曲調、ちょっと古カッコいい感じが私はお気に入りです。
この曲、ドラムもカッコよくて、イントロ部と間奏、大サビのフィルとか、とにかく実際に見たい〜!と思っても、演奏と歌を一緒にやるのは無理。Purple Rougeもそうなんだけど、まぼのソロ曲ってドラムもカッコいいってのが定番で、でもライブでは演奏は無理となると、演奏面ではドラムが見られない幻の曲ばかり、、、なんだか、もったいない気がするのは、私だけ?
かといって、中途半端に演奏しながら歌われても・・・だし、ファンは欲張りだね。

T2

とにかくノリ重視!タメる箇所と、クラッシュを小刻みに3連打するところ(over time!)と、メリハリがあって、ただテンポが速いだけの曲じゃない。でも、絶対走りたくなるだろうなぁ〜。
この手の曲は私は演奏したことないので、楽しいのか、キツイだけなのか、?だったりもしますが、とにかくリズムキープが大変だろうね。特に、TOKIOの場合、走るドラマーとモタるベーシストのリズム隊だしね。

36℃

アコースティック調のこの曲は、聞いててほっとする、温かくなれる曲。
この曲に至っては、楽器の音よりもコーラスとメロディーラインに耳を奪われるので、リズム音は気にならないですね。丁寧に刻まれたハイハットの音というか、シンバルの音。リズムボックスのような役割に徹していて、このアルバムで一番安らげます。当初はあまり印象がなく、物足りなく感じたけど、歌詞もじっくり聞くようになったら好きな曲になりました。

メッセージ

バンドTOKIOを象徴する曲でしょう。1位を取ったというのもあるけど、それよりも音もシンプルで、バンド向き。細かなストロークがとにかく多くて、ところどころに6連打が混ざっていたり、でも、音はしっかりしてる。
自分で練習して思ったのは、意外にゆったりした曲調だということ。手数が多いから、もっとテンポが速い曲かと思っていたらそうじゃなくて、反対に丁寧に叩かないと大変なことに。丁寧に、しっかり音を刻むという感じですね。
主役はスネアでしょう。そして、クラッシュとのコンビネーションが面白い。大サビのところの演奏も面白いのに、テレビではやっぱりあまり映されてなかったりして。。。6連打をタムで回す大サビ前の派手なストローク、見ていても気持ちいいし、やっていても、無我夢中(笑)。この曲は演奏してても楽しいし、ドラムやっててよかったぁ、と思います。久保田節のスネアの長いエンディングストロークもここから始まったし(笑)。
プロモーションビデオは、ドラムの真上や左後方から撮影してる箇所があって、そういうのは普段見られない部分だから、やっぱり嬉しいですね。

Symphonic

クラッシュ、ライド等のシンバルの縦に割ったような小気味いい鳴りから、スネアとタムの定番のフィル、間奏の細やかなハイハットオープン、1つ1つを取り上げるとシンプルだけど、作り込んだ演奏で盛りだくさんな感じがします。
間奏ももちろん好きなんだけど、特にブレイク後の大サビは、さまざまなストロークが混ざってて、フィルがカッコいいですね。壮大な曲の印象通りにドラムもダイナミックで、コーラスさえうまくできるなら、バンドでも演奏してみたい曲です。

いろいろとアルバムの曲の感想を書いてみると、全体的にシンプルに感じるも、1曲1曲の中身では単調ではなく、バラエティに富んだ打法が使われているような。演奏するのも楽しい曲が多い。智也くんがラジオか雑誌で次のようにコメントしてました。「自分がアマチュアでバンドやってたら全部演奏したい!」というのが、とってもわかる気がしました。